『さっぷうけい』

蓮實 真理子
Mariko Hasumi
旧旭小学校 階段踊り場
『Ryugo Factory』

麻生 隆悟
Ryugo Aso
旧旭小学校 玄関
『広場』

馬場 直道
Naomichi Baba
旧旭小学校 教室
untitled

田中 勉
Ben Tanaka
旧旭小学校 玄関前噴水

2年目を迎えたこのプロジェクトは、旭地区にとって大いに問題点を残した年になったと言える。
前年、今年と、展示期間前から現地に赴き、学校で生活しながら感じたことは、他の二つの会
場や、村の中心から多少外れた場所にあるためか、生活の臭いが全くしない場所に学校が建
っているということである。日々の生活の中、朝起きて、夜眠るまでに何人の人と交流をしたの
だろうか?村の中で比較的標高の高い位置にある旭地区は、高原にいるようで、とても気持ち
の良い場所である。 しかし、1人で、1ヶ月近く学校に寝泊りをしていると人恋しくなることが多
々ある。菖蒲地区大島地区に比べて、生活道路に面していない旧旭小学校は、なかなか人の
気配を感じることが困難である。こんなことを言うと旭地区で生活している方々は憤慨するかも
しれないが、短期間とはいえここで生活し、そして展示の準備をする上で、直面させられた事
実である。
昨年度は各地区ごとに御輿を作り大島祭りの時に披露するというイベントがあり、 その製作段
階で、小学校で御輿づくりと我々の準備とが重なりお互い、交流を深める行事があった。 今年
は、あいにく祭りの日程と、選挙が重なり御輿作りが無く集落の方々との接点があまりに少な
かった。 そこで浮かび上がってくるのが、村民との交流である。そのためには、我々が現地に
赴き、制作しているということ、我々が、村民の生活の中に介入していくことを理解してもらうた
めの姿勢をとる必要がある。
一般に知られているような美術、絵画、彫刻といった当たり前のものを与えられた場所で展示
するのではなく、自らが企画者となって展示を行い、出品者が接点となり、村の人々が点にな
り、点と点を結んで線になれるように、1人1人がこの企画の窓口になれるようにこれからの活
動を進めていってほしいと考えている。
旭地区で企画されたワークショップは、加藤沙綾、小笠原ゆうきによって行われた草木染めの
ワークショップのみである。この企画は、旭地区の方々を対象という形ではなく、大島村全体を
対象にして行われた。以前から大島村では草木染めなどを行っていたようだが、今回このワー
クショップに参加してくれた中学生は、草木染め初体験だったらしく、大いに楽しんでくれて、次
回のワークショップに期待を寄せてくれていた。
冬に村全域で、 道路脇に積もった雪の壁に穴をあけその中にロウソクを設置し一斉に点火する
キャンドルロードは、神秘的な美しさで見るものを魅了させ、とても感動した。旭地区の冬祭りに
は子供達の作った雪像や、そりで滑れる板があったりと家族単位で参加できる雰囲気があり、
観光客なども参加し、賑わい、祭りの最後には花火が上げられる大変賑やかなお祭りもある。

このような催しを我々側からも作り出していき、 そして、雪祭りのような村のイベントにも、積極
的に参加していくことで村民の方々と交流を深めていけるよう努力していこうと考えている。その
時には、我々も共に灯をともし、祭りに興じたいものである。

『せいふく』

成田 久
Hisashi Narita
旧旭小学校 教室
『おととい遠足だった』

梶浦 聖子
Seiko Kajiura
旧旭小学校 教室
『なごみもの』

野呂 直代
Naoyo Noro
旧旭小学校 教室
『Sound in a public place』

森口 究
Kiwamu Moriguchi
ほくほく大島駅