小田 太一
Taichi Oda

『untitled』

蛍公園

蛍公園という場所を与えられたとき、実際には成虫になってから約七日間の命しかない、一年を通してわずかな期間しか見ることの出来ない蛍を、自分の好きなときに好きなだけ見れたらという思いから始めた。(限られた命だから美しいのかもしれないが)

車に乗って大島に来る途中目に入ってきた、二等辺三角形の建築物。この村が冬に大量の雪に包まれることを象徴しているそのシンボリックな空間に、この村で探してきたものを引っ掛けたいと思う。ただ接着したり貼り付けたりして完全に固定するのではなく、
引っ掛けるという行為によって生まれてくる関係性。それによってこの村の人の個々の関係、組織の関係、村と外の関係など様々なつながりを形として表現できればと思う。
そのつながりを自転車発電機によって生まれた「Hotaru」の光によって浮かび上がらせたいと思う。それは、蛍を看板に村の様々な文化、またはこの場所を表現しようとしている大島自体に重なるのではないかと思う。