佐々木 たくめい
Takumei Sasaki
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『校歌』
  
旧菖蒲小学校 校庭

文字やマークの意味が持つ曖昧さを主題に作品を制作しています。文字やマークの意味は、大きさ、歪み、色、取り巻く環境等から伝わり方が変わります。商業的に使われる事が多いレタリングやマークはキッチリしていて抜け目がなく冷たい感じもありますがもっと不確かなイメージを備えていると思うのです。社会的な繋がりの中でこれらが尖ったり丸くなったりする様を楽しんでもらいたい。今回の展示では、レタリングな展示をしようと思っています。

廃校になった学校、忘れられてしまうだろうその思い出、雪が降り春が来て雪が解けまた夏が来る。そんな繰り返しで、思い出の地さえもいずれ崩れてなくなってしまうのでしょう。もしかしたら、その前に人がそこから居なくなってしまうのかもしれません。以前、長崎の軍艦島と呼ばれる炭鉱の島に行った事を思い出します。その島は炭鉱の為だけに埋め立て開発され、そこで働く人の為の町が作られたのですが、
炭鉱の閉鎖と共にゴーストタウンとなってしまいました。
人の訪れない廃校は、そのイメージに似ていますが、いつでも来ようと思えば来て昔を語ることが出来ます。もちろん、これからを語ることも出来るでしょう。今回の展示を終え、そういった思いを更に感じ、村の歴史の流れの様を垣間見、今晩も一杯できる事を幸せに思います。