二十日間という限られた期間に種を植え、収穫し、皆で食べる。一見これらの行為にアートとの関係性は見られないが、これらの一連の行為が新潟県の大島村の、一年のうちのたった二十日間足らずのアートイベントの中で、作品として提示されることに意味があるのだ。普段の生活の中で野菜が食卓にのぼる事はとても日常的な事である。しかし、その野菜を育てるためには、到底二十日間で出来るものではない、その、非日常的離れした状況をこの二十日間で表すことができたのである。
普段私達が生活する中で、野菜や、肉、魚を糧として得る時、はたして種を植えている人間のことを考えることがあるだろうか、食べられる動物達に感謝する事があるだろうか。この飽食に時代にこういったアクションを提示するにはちょうど良い機会だったのではないだろうか。
素材:二十日大根の種・パン生地・トマトケチャップ・とろけるチーズ・サラミ |