昨年よりブナ林に、星を受け止める為の器を制作しはじめました。そこは、ブナの木が夏の陽射しをやわらかに遮り、落ち葉で湿った土は、無数の木漏れ日に染められています。まるで空からこぼれた星が、ここで夜を待っているかのよう。私は新たな制作の場をここに決めました。冬の間、深い雪に覆われ、ブナ林の斜面には想像を超える雪が流れてきます。昨年制作した沢をまたぐ橋は今年の春に破損した姿を見せました。この地域の特異性を考慮し、耐久性を持たせたはずでしたが、雪の重みは私の予想を遥にこえる規模でした。今年はブナ林の斜面にステージを設け、これからの器を制作するための足場を制作しました。星が昼の間、その身体を休めるために。来年は新たに器を制作していきます。 |